研Q133.Yahoo!ショッピングの出店料が完全無料化でeコマース市場に革命だ!
ヤフオク!では個人の出品システム利用料が無料化されました。


ヤフー会長の孫正義氏が10月7日
「今までみなさんがお支払いしていた出店料、売り上げロイヤルティは全部タダ」
と発表しました。
ヤフー、EC店舗の出店料・ロイヤルティを完全無料に ヤフオク入札・出品も無料化
via: ヤフー、EC店舗の出店料・ロイヤルティを完全無料に ヤフオク入札・出品も無料化 「EC市場に革命」 - ITmedia ニュース
これまで必要だったYahoo!ショッピングのストア出店料(月額システム利用料)と売り上げロイヤルティを完全無料化。またヤフオク!では個人の出品システム利用料を原則無料化(Yahoo!プレミアム会員への登録が必要)し、また5000円以上の入札にはYahoo!プレミアム会員への登録が必須だったが、今後は入札を無料化(自動車や不動産など一部では必要)とする。
また年内をめどに、Yahoo!ショッピングに個人が出店できるようにする。
孫会長のネライは、
「日本全体のeコマースを盛り上げ、その結果として日本で最大のeコマースの場を作る」ことにあるようです。
孫正義氏「これまでのヤフーは間違っていた」、無料・自由化でナンバーワン目指す
via: 孫正義氏「これまでのヤフーは間違っていた」、EC手数料「無料化」の意図説明 -INTERNET Watch
孫氏は、「古来より、場を提供する者が利益を得てきた」として、現在でも商業施設に出店するには出店費用が必要であり、eコマースにも出店料や売上ロイヤルティといった場代が存在すると説明。
一方で、ヤフーやソフトバンクグループはインターネットの揺籃期から日本のインターネットがどうあるべきかということを考えてきたが、自由であることが期待されているインターネットにあって、eコマースの分野だけは不自由なままだったと説明。こうした点をヤフーの経営陣と議論していく中で、「ヤフージャパンはこれまで間違っていたということを認めようじゃないか」という結論に至ったとして、「我々はeコマース革命を提案したい。摩擦係数ゼロの世界に発想を切り替えた」と新戦略の意図を語った。
1番目の施策としては「無料」を挙げ、Yahoo!ショッピングではこれまで有料だった出店料(初期費用2万1000円、月額費用2万5000円)と、売上ロイヤルティ(売上の1.7~6.0%)を無料化すると説明。ヤフオク!についても、ストア出店料(月額1万8900円)や個人の出品時の手数料(10.5円)を無料化する。
また、10月1日に開始した「Yahoo!予約」の飲食店に対する予約成立時サービス利用料についても無料とすることをあわせて発表した。
eコマースを活性化させてパイ全体を大きくし、その中のトップになるという戦略のようです。
これまで、楽天市場やアマゾン・ジャパンに比べて、Yahoo!ショッピングはちょっとクスブッていた観があります。
(実は今までだって、何でも売ってる楽天に負けないぐらいの品揃えがYahoo!ショッピングにはあったのですが。)
日本の初心者ユーザーはYahoo!が大好きです。
ほとんどの方はYahoo!Japanが簡単に開けるようにブックマーク(お気に入り)に登録してあるでしょう。
ブラウザーを開いたときに最初に表示されるホームをYahoo!Japanにしている方もかなりいらっしゃると思います。
そしてそのYahoo!Japanのトップページでショッピングをクリックすれば簡単にYahoo!ショッピングに行けるのです。

リアル店舗でいうところの立地に関してはすばらしいものがあります。
出店料の無料化で多くのネットショップが流入すれば品揃えはさらに充実するでしょう。
日本一のインターネットモールになることも可能であると思います。
Yahoo!ショッピングはどこで儲けるのか?
出店料を無料にすることで、Yahoo!ショッピングの収益はかなり減少するはずです。その代わりに広告料収入で利益を得ていく考えのようです。
出品料、手数料収入から広告収入にビジネスモデルを転換
via: 孫正義氏「これまでのヤフーは間違っていた」、EC手数料「無料化」の意図説明 -INTERNET Watch
ヤフー代表取締役社長CEOの宮坂学氏は、「かなり大きな方針転換となるが、必ずうまくいくと確信している」と決意を述べ、報道陣からの質問に答えた。
無料化により、ショッピングやオークションではどこで儲けを得るのかという質問には、「広告を中心にしていこうと考えている」として、現在でもショッピングやオークションで出品商品を目立たせるための広告商品を展開しているが、無料化により出品者数が増えることで、こうした広告商品へのニーズが高まることに期待したいとした。
一方で、無料化により出品料や手数料収入分が減収となるが、その分を広告料などでカバーできるのはいつごろになるかという質問には、「会社全体としてカバーできるようにしたいと考えているが、eコマース単体で言うとそんなに早くはいかないと思う。じっくり腰を据えてやっていきたい」と答えた。
インターネットビジネスでのメリットは?
なによりも、eコマースが活性化することが嬉しいです。ネットショップを運営している人や、ヤフオク!ビジネスをしている人にとっては、そのままコスト削減や見込み顧客の増加というメリットがあります。
アフィリエイターにとっては、Yahooショッピングアフィリエイトやヤフオク!アフィリエイトの重要さが増してきますね。
ヤフー株式会社からの公式プレスリリースは↓こちらです。
⇒ Yahoo! JAPAN、eコマース事業における新戦略を発表 - Yahoo! JAPAN広報からのお知らせ - Yahoo!ブログ

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