研Q49.パソコン内蔵時計の時刻を自動的に合わせる方法。
インターネットのNTPサーバに内蔵時計を同期させる
パソコンには時計が内蔵されています。

WindowsXPの場合、画面右下のタスクトレイの中に表示されています。
時計が表示されていない場合、
タスクバーの空いている場所を右クリックして、タスクバーと[スタート]メニューのプロパティの中の、「時計を表示する」チェックボックスで時計の表示/非表示を切り替えられます。
![タスクバーと[スタート]メニューのプロパティを表示する タスクバーと[スタート]メニューのプロパティを表示する](https://blog-imgs-43-origin.fc2.com/a/m/i/aminamura/20130217232345b55.gif)
![タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ](https://blog-imgs-43-origin.fc2.com/a/m/i/aminamura/20130217232450c9f.gif)
内蔵時計の時刻をNTPサーバに同期する方法。
パソコンの内蔵時計はクウォーツ時計なのでパソコン内部の温度が上がったりすると、場合によっては1日に数分も狂うことがあります。
ファイルのタイムスタンプやメールの時刻などは内蔵時計で管理されているので、数分も狂うとちょっと都合が悪いです。
インターネット上にはNTPサーバという、正確な時刻を発信しているサーバがあります。
そこでNTPサーバに内蔵時計を同期させてしまおうという話です。
パソコンの時刻表示を右クリックすると「日付と時刻の調整」というメニューが出てきます。

「日付と時刻の調整」をクリックすると、日付と時刻のプロパティが開きます。

日付と時刻のプロパティ の「インターネット時刻」のタブで時刻合わせができます。

↑サーバーの欄にとりあえずntp.nict.jpというサーバー名を入れて
[今すぐ更新]ボタンをクリックすると、
ntp.nict.jptと同期しています。お待ちください。
と表示されて、しばらく待つと
時刻は正常に 2013/02/17 20:44 にntp.nict.jpと同期しました。
などと表示されて時刻合わせが完了します。

ntp.nict.jp と同期中にエラーが発生しました。
などと表示された場合は、
もう一度同期を試してみるか、
別なサーバを試してみると成功することがあります。
日付と時刻のプロパティのいちばん上の欄、「自動的にインターネット時刻サーバーと同期する」にチェックマークを入れておくと、インターネットに接続していれば自動的に時刻合わせをしてくれます。
⇒ 他の方法(Windows XP)

⇒ Windows 7の場合。

⇒ MACの場合

NTPサーバの選び方。
上に書いたntp.nict.jpは、日本の標準時を維持・管理している公的機関、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)のNTPサーバです。
⇒ 日本標準時プロジェクト 公開NTP

放送局などが採用している標準時や、電波時計の標準時なども管理していますが、
一般個人にNTPサーバを開放しています。
(ちなみに、いちばん上の写真は兵庫県明石市にある、明石市立天文科学館の写真です。
明石市立天文科学館の大時計はNICTの標準時刻を表示していますが、NICTは東京・三鷹にあります。日本の子午線が通っている明石天文台などという施設はなく、明石市立天文科学館です。)
NTPサーバは他にもたくさんありますが、NICTのような一級のNTPサーバよりもネット的に近いサーバ、アクセスが集中して混まないサーバのほうが正確な時刻合わせができます。
もしあなたが契約しているプロバイダがNTPサーバをユーザーに開放していれば、それがネット的に近いNTPサーバです。
その他、一般開放のNTPサーバのどこを選んだらいいかは
↓こちらをご覧ください。
⇒ NTPサーバの選び方。

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