研Q54.パソコンのユーザーデーターをバックアップする方法。
この方法ならばユーザーデーターを毎日バックアップできる。

File:Beautiful Buns in beautiful string-bikinis part II.jpg - Wikimedia Commons
パソコンのハードディスク(HDD)の中に入っているデータは、Windowsのシステムファイル、アプリケーションプログラム、ユーザーが作成したりダウンロードしたデータファイルなどが入っています。
この中のもので本当に大切なのはユーザーのデータファイルです。
他のものはどうにかして取り戻すことができます。
Windowsのシステムファイルはリカバリーしたり、パソコンを買い替えれば手に入ります。
アプリケーションプログラムは、購入したパッケージからまたインストールできるし、オンラインプログラムはダウンロードしたファイルが残っていればまたインストールできます。
ユーザーデーターだけはこの世にひとつしかないものなので、パソコンが壊れたり買い替えたりしたときにバックアップがなければ二度と手に入らなくなってしまいます。
バックアップとは、そういう大切なデーターをパソコンとは別に保存しておくこと。
当ブログでおすすめしているのは、そういう大切なユーザーデーターを、外付けのUSBポータブルハードディスクに毎日バックアップすることです。
↓こんな防水のポータブルハードディスクがあれば、ポータブルハードディスクを水没してしまったり(ほとんどあり得ない状況ですが)、飲み物をこぼしてしまっても安心ですね。
水に濡らさない覚悟があれば、特に防水である必要もありません。
僕自身は↑こんなごく一般的なポータブルハードディスクを使っていて、この方法でもう何度もパソコンの乗り換えを実際にしています。
(現実には↑この型番ではなくて、もう何年も使っている500GBのBAFFALO製ポータブルハードディスクです。)
このタイプのUSBで接続するハードディスクは、パソコンのUSBコネクタに差し込むだけで、接続したことをパソコンが勝手に検出してくれて、すぐに使えるようになります。
電源もUSBコネクタから供給されます。
(USB延長ケーブルやUSBハブを経由して接続すると、上手く検出されないこともあります。)
ただしパソコンの設定は、バックアップが楽にできるように設定してあります。
マイドキュメントフォルダにユーザーデーターをぜんぶ入れてフォルダーごとバックアップする。
ユーザーデーターとは、日本語変換のユーザー辞書、ブラウザーのブックマーク(お気に入り)、電子メール、アプリケーションの設定ファイル、ユーザー名とパスワードを記憶してあるID Manager
そういったファイルをぜんぶマイドキュメントフォルダに入れてあるので、あとはマイドキュメントフォルダをまるごとバックアップするだけです。
というよりも、設定やデータフォルダを自分が好きな場所に保存できるというのが、アプリケーションプログラムを選ぶときの重要な選択基準です。
たとえばメールソフトは、メールデーター、アドレス帳、メールボックスの設定などをマイドキュメントフォルダーの中に設定できるBecky!


Outlook Express や Windows Live Mailなどのメールデーターや連絡先、IE(インターネットエクスプローラー)のお気に入りなどの保存先をマイドキュメントフォルダ内に移動するのは難しかったのですが、BunBackup(後述します)というバックアップソフトを使うようになってから、まとめて一気にバックアップできるようになりました。
毎日バックアップしているので、バックアップするデーターは今日更新したファイルだけ。
ほんの数分でバックアップが完了します。
マイドキュメントフォルダをD:ドライブに移動する方法。
僕のパソコンは内蔵ハードディスクがC:ドライブひとつだけですが、C:ドライブとD:ドライブに分けてあるパソコンもあります。(初期化するときに分けるかどうかを自分で決めることもできます。)これは、C:ドライブにはWindowsやアプリケーションプログラムなどのシステムファイルを、D:ドライブにはユーザーデーターを収納するという目的で分けてあったはずなのですが、実際に販売されているパソコンのマイドキュメントフォルダは、すべてC:ドライブに入っています。
これはとても都合が悪いことです。
マイドキュメントフォルダの内容がだんだん増えてきてC:ドライブの空き容量が減ってくると、Windowsの動作が不安定になってきて「もっとハードディスクの空き容量を増やせ。」とパソコンが文句を言い始めます。
空き容量を調べてみると、C:ドライブはキッチキチだけどD:ドライブはガラガラという状況になっていたりします。
もっと容量が大きいハードディスクを内蔵しているパソコンに買い替えたほうがいいのか?
なんて思ってしまいますが、
まだたくさんD:ドライブがあいているのにパソコンの動作が不安定になるなんて、実に不合理なことです。
マイドキュメントフォルダをユーザーデーターを収納するためのD:ドライブに引っ越し(移動)してやればいいのです。
ただし、マイドキュメントフォルダは特別なフォルダーなので、マイドキュメントフォルダの内容をD:ドライブにコピーするだけではダメです。
正しい方法でマイドキュメントの引っ越し(移動)をしましょう。
マイドキュメントの移動方法(XP)
⇒ XPでマイドキュメントを別ドライブに移動 [Windowsの使い方] All About

マイドキュメントの移動方法(Windows7)
⇒ Windows 7 のマイドキュメントの保管場所をC ドライブから他のドライブ(D ドライブ等)に移動する方法 PCプチ技能向上委員会?

正しい方法でマイドキュメントを引っ越し(移動)すれば、今までと同じ方法でマイドキュメントを開くことができます。
ファイルがたくさん溜まってからだと引っ越しに時間がかかるので、できるだけ早い時期に引っ越しをするのが得策です。
僕はパソコンを買ってまずやることはマイドキュメントの引っ越しです。

バックアップソフト「BunBackup」について。
BunBackup
BunBackupの解説⇒ 誰でも簡単バックアップ -BunBackup- [パソコン] All About

BunBackupには、Outlook ExpressやWindows Live Mailのメールデーターやアドレス帳をバックアップする機能もあります。IEのお気に入りもバックアップできます。
僕が便利に使っているのは、前回バックアップしたものとの差分だけをコピー(バックアップ)する機能と、パソコンの内蔵ハードディスクから削除したファイルはバックアップ先からも削除する機能です。
削除したファイルもバックアップ先に残っていると、パソコンに戻したときに不要になったファイルがたくさん戻ってきますから。
そして、決定的に便利な機能はバックアップが終わったらパソコンの電源を切ってくれる(シャットダウンする)機能です。
パソコンの操作が終わって眠る前に電源を切る操作の代わりに、BunBackupでバックアップをして電源を切る操作をすれば、眠りについても勝手にバックアップをして電源を切ってくれます。
これならば、毎日バックアップをするのがぜんぜん苦痛じゃなくなります。
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