研Q72.引用符「“”」で引用部分を区別する方法。
読者さんにもGoogleにもわかるように引用部分を明確化する。
ニュースサイトの記事など、他の人の著作物をまるごとブログ記事に書き写すと著作権の侵害であり、「剽窃」として社会的な制裁を受ける可能性があります。
オリジナリティのないコンテンツとしてGoogleからの評価は低いし、ASPや無料ブログからは規約違反としてアカウントを削除される場合もあります。
(特に危険なのは楽天アフィリエイトやアメーバブログなどがあります。)
しかし、引用する正当な目的があり、一定の条件を満たしている引用は著作権法で認められた合法な行為であり、権利者は引用を拒否することはできません。
一定の条件としては、HFJのサイト↓に簡潔にまとめられています。
引用における注意事項
via: 著作権「引用」|HFJ
文化庁のページには、以下のように記述されています
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
つまり、上記の(1)~(4)を満たしてる場合に「引用」と認められ、その場合は「著作権者に許諾を得ることなく利用できる」ということです。
このなかで「引用する必然性」があるかどうかについては微妙な部分があるので、引用者が自分自身で判断する必要があります。
ここでは(3)の「自分の著作物と引用部分とが区別」できる方法と、(4)の出所の明示をする方法として、僕がよくやっている方法をご紹介したいと思います。
つまり↑上のように引用部分をわかりやすくする方法です。
この方法は<blockquote>タグ(引用タグ)を使っているので、Googleのロボットにもその部分が引用であることが明確に伝わるはずです。
引用部分を引用符「“”」で囲む方法。
引用部分のHTMLタグと装飾に使うCSSはヤガー (yager)さんが書いてくださっています。⇒ 第12回:引用(blockquote)をCSSと画像でそれらしく見せる方法 [C!]

僕は↑この記事の中の
5)左上に「“」、右下に「”」を表示させる(citeタグも絡めたHTML)
を参考にさせていただいています。
<blockquote>内の背景色を僕は薄い黒にしているので、
引用符は背景を透明にした物を自分で作って使っています。


↑この画像でよろしければ、ご自由にダウンロードして使っていただいてけっこうです。
CSSの方は当ブログに合わせて次のようにしました。
blockquote {
width: 650px;
background: #f0f0f0;
border: #cccccc 1px solid;
border-left: #cccccc 5px solid;
padding: 0px;
margin-top: 10px;
margin-right: 0px;
margin-bottom: 10px;
margin-left: 10px;
}
blockquote p {
display: block;
background: url(左上クォーテーション画像のURL) no-repeat scroll top left;
margin: 0px;
padding-top: 10px;
padding-right: 10px;
padding-bottom: 10px;
padding-left: 30px;
}
blockquote cite {
display: block;
background: url(右下クォーテーション画像のURL) no-repeat scroll bottom right
; padding-top: 0px;
padding-right: 30px;
padding-bottom: 10px;
padding-left: 10px;
margin: 0px;
}
/*引用の装飾(ここまで)*/
簡単に引用タグを作れるブックマークレット。
ヤガーさんがさらにブックマークレットを公開してくださっています。⇒ 第11回:引用(blockquote)を簡単にするブックマークレット [C!]

↑この記事の
2)「引用マークアップを生成 - 徒書」を自分流にアレンジ
の最後ところに書いてある
引用マークアップを生成(改
をブックマークに登録して便利に使っています。
ヤガーさんのブックマークレットは、引用したい部分の文字を選択してからクリックすると、引用のHTMLタグを作ってくれます。
2)「引用マークアップを生成 - 徒書」を自分流にアレンジ
via: 第11回:引用(blockquote)を簡単にするブックマークレット [C!]
1)の引用マークアップを生成とはcite属性の前後の差はあれど、ほとんど一緒ですね。
しかーし!オレの場合スタイルとの兼ね合いもあり、下記のような形式にしたいのです。
《中略》
以下のリンクをブックマークしてください。
引用マークアップを生成(改
フォントサイズは <font size="2"> で、自分で指定しています。
<P>~</P>内と「via:」以降はそれぞれ別々にフォントサイズを指定する必要があるようです。
![]() 表示 - 継承 2.1 |
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